ケムストップ

ケムストップ

地震や災害などの際、ガラス製だと割れる、飛散するなどの二次被害が出ることの多い「垂れ壁」。
そこで、落下しても周囲にいる人や設備などに被害を与えない、不燃シート防煙垂れ壁というものがあります。
その「ケムストップ」と呼ばれる、災害時の安心安全を追求する不燃シート防煙垂れ壁について解説します。

ケムストップの特徴

ケムストップとは、地震などの災害時に、ガラス製の防煙垂れ壁の2次被害を防止することのできる不燃シートを使用した垂れ壁です。

地震や火事などの際に、煙が充満して煙感知器が煙を感知すると、自動的に防煙垂れ壁が降りてきて、防煙区画が形成されます。これにより、煙の拡散を防ぐことができます。
揺れの大きい地震になると、ガラス製の防煙垂れ壁の場合、ひび割れたり、飛散したりする危険性があるといわれています。
下に人がいると、ガラスが頭上に降り注いできて、大怪我を負うことがありますし、床に飛散したガラス片によって足を怪我することもあります。
そこで、このガラス製の垂れ壁のひび割れや飛散を防止するのが、「ケムストップ」です。

ケムストップは、防煙垂れ壁に、グラスファイバー製の不燃シートが採用されています。ケムストップは、そうしたシートを使用することで、軽量で割れない、飛散しないメリットがあります。また重量は、ガラスの10分の1程とかなり軽量です。

ケムストップの特徴

ケムストップには、テンション型、スリムパネル型、パネル型の 3つの形状があり、次のような特徴を持っています。

テンション型
テンション型
長い尺にも対応できる。
スリムパネル型
スリムパネル型
細いフレーム枠で 1ユニットをパネル化している。 L字型にも対応できるなど汎用性が高い。
パネル型
パネル型
L字型にも対応できるなど汎用性が高い。  また不燃シートには、高透明、透明、半透明、サインタイプなどがあります。

ケムストップのメリット

ケムストップのメリット

  • ➡︎震災などの際にガラスが割れない、飛散しない
  • ➡︎落下時の危険性が従来より抑えられる
  • ➡︎企業の経営層にとって安心の備えになる